【和歌山】警察庁の「特別防犯対策監」を委嘱されている俳優の杉良太郎さんが13日、海南署を訪れた。杉さんは「特殊詐欺の手口は巧妙で甘く見ないでほしい。明日は我が身と思って対策してください」と県民に呼びかけた。
杉さんは、警視庁や全国の道府県警本部を昨年までに巡り、犯罪の発生状況や業務に関する提案などを聞き取るなどしてきた。各地の警察署にも足を運び、特殊詐欺被害防止に向けた施策などについての意見交換や被害防止に向けた呼びかけをしている。
この日は海南署を訪問し、橋本諭署長らと懇談。記者団の取材に応じ、「警察は必ず犯罪者を検挙する。特殊詐欺ゼロの署が出てくることを期待している」と述べた。県民には、固定電話に電話してきた相手の番号を表示するサービスの導入、自宅への防犯カメラ設置などを呼びかけた。